お金持ちになれる人というのは、将来、お金に化ける「アイデア」を考える人ともいえるでしょう。
日清食品創業者の安藤百福氏は「いつでもどこでも食べられるインスタント麺があれば売れる」と考えて開発に着手。成功のきっかけは、奥さんが天ぷらを揚げているのを見た時だったとか。こうしてチキンラーメンが発売され、大ヒット商品になりました。
また、阪急電鉄の創業者・小林一三氏は、鉄道沿線の宅地分譲やターミナルデパートの建設、遊園地の開園など、当時としては斬新なアイデアを次々に思いつき、それを実行に移して巨万の富を築きました。
株取引の世界には「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。「人と同じことをやっていたら儲からない。違うことをやるべきだ」という意味です。
これを実践した人として、カシオ計算機の創業者の樫尾和雄氏が挙げられます。当時は数万円した計算機を一般化しようと考え、機能を大幅に削減した小型電卓を作ることを提案。社内には「売れるわけがない」という声が多かったものの、それを押し切ったところ大ベストセラーとなり、カシオ計算機を巨大企業に成長させるきっかけになりました。
心理学と社会科学の専門家ダッチャー・ケルトナー氏によると、お金持ちの人は、そうでない人よりも共感する気持ちが弱いそうです。つまり「たくさんの人があっちと言っているから行く」とは考えず「どんなに反対されても、自分が正しいと思った道を選ぶ」傾向があるというのです。
ほとんどの人は、反対されると自分の意見を引っ込めてしまい、みんなと同じ道を行きたがるものです。
特に日本人は、人に同調しやすいといわれ「人の行く裏の道」を選ぶのは難しいかもしれません。でも、だからこそ、お金持ちになる近道なのでしょう。












