青森県人は、太平洋側と日本海側では気質が異なるといわれます。太平洋側の青森県人(南部人)は無口でおっとりしていますが、日本海側の青森県人(津軽人)は「じょっぱり」という言葉のように強情っ張りで頑固、辛抱強い性格です。しかし、情が深くて誠実という性格は共通しています。
もともと無口で、特に初対面の相手だとなかなか話も弾まず、とっつきにくい印象がありますが打ち解ければ、長く付き合えるのが特徴です。
でも、人を疑うことを知らない純朴さが、思わぬ落とし穴になることもあるようです。ずる賢い人に出会ってしまうと、簡単に利用されてしまう危険性があります。人を疑うのは寂しいことですが、今の時代、最低限、身構えておくくらいの予防策が必要でしょう。
最初に述べたように、青森県人の気質は東西で大きく変わります。両者は今でもライバル意識が強く、反目し合う部分も多々あるので、ここではあえて南部人と津軽人に分けて付き合い方を考えましょう。
南部人は東北人の典型ともいえる気質で、寡黙で忍耐強いタイプですから、無駄な争いは極力避ける半面、理不尽な要求や筋の通らない話は受け付けません。下心を持って近づく人には強烈な拒否反応を示します。
一方、津軽人は東北人には珍しいくらい活動的で、人の輪の中にも積極的に入り込んでいきます。その場しのぎの軽口で人の気を引こうというタイプではなく、状況判断もしっかり踏まえて発言します。陽気で社交的な分だけ付き合いやすいといえるでしょう。
どちらにも共通して言えるのが、純朴で情が厚い点です。身内や仲間を大事にしますから、一度打ち解けてしまえば、よきパートナーになるでしょう。
◆平川陽一 早稲田大学卒。主に歴史ミステリーの分野で活躍。著書に「世界遺産・封印されたミステリー」「戦争で読む日本の歴史地図」「日本列島 名城の謎」などがある。












