今、ビールの原料であるホップを使ったノンアルコール飲料がアツイ。アメリカではすでにその市場が拡大。「Forbes」によると、ホップウォーターはクラフトビール市場の中でも成長の速いカテゴリーの1つだという。代表的なブランド「HOP WTR」もクラフト系ノンアル市場で存在感を高めている。

 日本でもホップを使った炭酸飲料が躍進中。ポッカサッポロフード&ビバレッジの「北海道富良野ホップ炭酸水」は、サッポロビールが開発したホップ「フラノビューティ」のエキスを使用した無糖炭酸水。2025年の販売金額は前年比62%増、26年1~6月も前年同期比20%増と絶好調だ。

 筆者も実際に飲んでみた。ホップというからに、ビールのような苦味を想像していたが、わずかに感じる程度。どちらかというと、爽やかな風味のほうが印象に残る。無糖ゆえに後味がスッキリしていて、食事を選ばないところもいい。休肝日はもちろん、スポーツ後や風呂上がりにも重宝しそう。1本飲み終える頃にはすっかり気に入り、Amazonで思わず箱買いしてしまった。

 さらに今年7月には、ホッピービバレッジもノンアルコールの炭酸飲料「HPY ホップウォーター」を業務用ルートで発売。同社にとって23年ぶりの新商品で、ドイツ産ホップ3種のエキスを使用している。長年、ホップを使った飲料を手がけてきた同社が、あえて「ホップウォーター」という新商品を投入した点にも注目したい。飲み放題のノンアルコールリストに載せたら、またたく間に人気が出る気がする。

 ホップウォーターは、ビールの味を再現するノンアルビールとは少し立ち位置が違う。ホップの香りやほろ苦さを楽しみながら気軽に飲める。「水では物足りない。でもカロリーも気になるし、甘い飲料は飲みたくない」という需要にも応える新しい選択肢になるのではないだろうか? 日本でもこれから、目にする機会が増えそうだ。