【ヒット本取扱説明書・ワイド版】人生100年時代――つまり、現在60歳の人もまだこの先40年もの人生が残っていることになる。ただ長生きするだけでは幸せとは言えないが、老化のスピードを少しでも遅らせることができれば100歳以上の“健康長寿”も夢ではない。「100歳まで生きるための習慣100選」(飛鳥新社)は、愛媛大学医学部附属病院の抗加齢・予防医療センター長、伊賀瀬道也氏が指南する、アンチエイジング実践バイブル。同書で紹介されている、誰でもすぐにスタート可能な“目からウロコの習慣”をいくつかピックアップしてみよう。

野菜や果物は皮ごと!(イラストはすべて「100歳まで生きるための習慣100選」から)
野菜や果物は皮ごと!(イラストはすべて「100歳まで生きるための習慣100選」から)

【皮も食べる】

 野菜や果物の皮にはポリフェノールという抗酸化物質が豊富に含まれており、がんの発症リスクを低下させることが分かっている。だから、食べる際には無理のない範囲で「皮ごと」食べるのが良い。できれば無農薬栽培のものを選びたいところだが、そうでない食材でもしっかり水洗いして食べれば大丈夫。

「皮」の中でも特にオススメはブドウ、リンゴ、ピーナツ、アーモンドなど“赤色”をした皮。赤い皮にはポリフェノールの一種・レスベラトロールが含まれ、これには血管若返り効果を持つ物質を活性化させる研究報告もある。

 これまで皮を捨てていた人も“サプリメント”だと思って食べるようにしてみては?

カラオケで大きな声を出そう!
カラオケで大きな声を出そう!

【カラオケやおしゃべりをする】

 声を出すときには息を吸い込んで吐き出す必要があり、これを担っているのが横隔膜や、肋骨の間にある肋間筋などの「呼吸筋」。しかし、それも他の筋肉と同様に、年を取ると衰えていく。呼吸筋の衰えは、声が出しづらくなるだけでなく、日々の呼吸を浅くする原因にもなり、十分な酸素を取り込むことができず全身の老化進行にもつながってしまう。

 そのため呼吸筋を鍛える必要があり、有効なのはウオーキングやサイクリングなどの有酸素運動だが、最もお手軽なトレーニングとなるのが、カラオケや会話などで声を出す機会をなるべく増やすこと。独り言や1人カラオケでもいいので、積極的に声を出すことを心掛けたい。

全力で〝推し活〟するべし!
全力で〝推し活〟するべし!

【推し活する】

 自分にとってイチオシのアイドルやアニメキャラクターなどを応援する“推し活”は、決して若者のためだけの活動ではなく、中高年の認知症対策としても有効だ。

 脳は興味のあることや新しいことをするときに活性化する。“推し”のライブやイベントに足を運んだり、グッズを購入したりという行為は、確実に脳を元気にしてくれる。そもそも推し活をしているときに暗い気持ちになっている人などいないのである。

 また、推し活を通じてファン同士の交流が生まれたり、世代の違う友人もできるかもしれない。好きという気持ちにフタをせず、家族にあきれられても気にせず、全力で推し活にまい進するべし!

手書きすることで意外な効果が!
手書きすることで意外な効果が!

【心配事は紙に書き出す】

 悩んでばかりいるのは健康に悪いと分かっていても、心配事が頭から離れないこともある。そんなときはネガティブな感情を紙に書き出してみると良い。不安や悩み、怒りやイライラを、思うがままに、できれば電子ツールではなく手書きで書き出す。こうすることで心が少し楽になり、気持ちの切り替えをしやすくなる。

 ネガティブな感情を抱くことは、脳に常時負荷を与えることに他ならない。そこで、脳内にたまっている心配事を、紙という外部に「吐き出す」のである。すると、あたかも重荷を下ろしたような感覚が生まれるはず。心配性でなかなか前向きに生きることができない人にはぜひ試してほしい習慣といえる。

若作りをすると気持ちも体も!
若作りをすると気持ちも体も!

【堂々と若作りする】

「病は気から」と同様に「老化は気から」。実際に自分は老けているという気持ちが強い人は、そうでない人に比べて死亡率が41%も高いという研究報告もある。そこでオススメなのが「若作り」をすること。

 別に実年齢とかけ離れた服装や、若者に流行している髪形にするという必要はない。年を取ってちょっとサボっていたオシャレを少し頑張るだけで、十分に若く見えるようになるのである。気の持ちようが20年若返れば、体まで20年前に若返ると思って楽しもう。

 100個の習慣を全部実践しなければダメということはない。まずはあなた好みの習慣を一つでも見つけて始めてみることが、健康長寿への第一歩なのです!