酒を飲んで顔が赤くなる「フラッシャー」と呼ばれる人は、赤くならない人に比べ、骨粗鬆症による骨折のリスクが約2・5倍も高い。しかも飲んでも、飲まなくてもリスクがある。先週の連載ではフラッシャーの人にとって、ショックな事実を書いた。しかし「リスクを避けるには適量飲酒が一番」なんてセリフは耳にたこ。手っ取り早くリスクを下げる方法をお伝えしよう。それはビタミンEの摂取である。
ビタミンEを摂ると、骨芽細胞の機能不全を回避できるという。骨芽細胞とは、骨の生成過程に関わる細胞を指す。通常、骨が生成する過程では、骨を壊す破骨細胞と、壊れた部分を修復する骨芽細胞の2つが働く。しかしフラッシャーの場合はアセトアルデヒドが畜産した活性酸素によって、骨芽細胞が機能不全に陥ってしまう。このにっくき活性酸素をやっつけてくれるのが「若返りのビタミン」という異名を持つ抗酸化物質・ビタミンEというわけだ。ビタミンEはナッツ、ツナ、うなぎなどに多く含まれている。つまみでいうなら鶏肉のカシューナッツ炒め、ツナサラダ、う巻きといったところ。酒のつまみを選ぶ際、意識するといい。
と言ってもビタミンEだけ摂ってりゃいいってもんでもない。骨の材料となるカルシウム、カルシウムの吸収を高めるビタミンD、そして骨の成分の半分を占めるたんぱく質などをバランス良く摂取することが望ましい。仕事が忙しいと、日に一食になってしまう私がえらそうなことは言えないが、難しい場合はサプリで補ってもいい。
また注意したいのは糖質の過剰摂取である。糖質を摂り過ぎると、「カラダのコゲ」と呼ばれる糖化を引き起こし、骨がもろくなるからだ。酒量を減らすと甘いものに走る人が多いので、肝に銘じておこう。












