酒は血糖値にとって良いのか、はては悪いのか? 糖尿病である母は診察の際、常に「お酒は飲まないでください」と言われていた。母は下戸だったのでさして気に留めなかったが、酒好きとなればそうはいくまい。
実は酒と血糖値については諸説ある。オーストラリアでは「アルコールは血糖値の上昇を抑える」という研究報告があるのに対し、「アルコールは血糖値に悪影響を及ぼす」という報告も多々ある。結局のところ「量」が問題のようだ。厚生労働省の「e―ヘルスネット」によると、「適切な飲酒による適量のアルコール摂取は、糖尿病の発生を予防する可能性があります」とある。しかし度を越えた飲酒は、逆の作用となる旨が記載してある。
では何故、過度な飲酒が血糖値に悪いのかというと、そこには「おつまみ」問題が絡んでくる。アルコールには食欲増進効果があり、杯が進むといつも以上に食べてしまう。さらに悪いことにアルコールは肝臓からブドウ糖が放出されるのを抑制し、血糖値を低下させてしまう。飲んだ後、やたらラーメンやお茶漬けが恋しくなるのはそのためだ。そこで理性を働かせ、ぐっとガマンができればいいのだが、酔った勢いで欲望のまま突っ走ってしまうとメタボへとまっしぐら。その先にあるのがカロリー過多による血糖値上昇、そして糖尿病や高血圧といった生活習慣病だ。
ワインを飲みながらTボーンステーキやフレンチフライをたらふく食べ、仕上げにチョコレートサンデーを食べる私がえらそうなことは言えないが、理性を吹き飛ばすまで飲むのは血糖値にとっては害でしかないようだ。酒量をコントロールするのはもちろんだが、まずは自身の血糖値の値を知ることも大切である。
ちなみに私の場合、空腹時の血糖値は基準値内だったが、食後に測ってみたら180mg/dlと思い切り高血糖だった(涙)。チョコレートサンデーの威力、恐るべしである。













