「飲む前に飲む!」と聞くと、多くの方がウコン入りの錠剤やドリンクを想像するのではないだろうか。私の場合はウコンではなく、30代の頃から漢方薬一択である。その名は「五苓散(ゴレイサン)」。親しいお酒好きの婦人科医からすすめてもらって以来、常備を欠かしたことがない。
飲む前に飲んでおくと、まず悪酔いしない。五苓散はむくみ、口喝、下痢、嘔吐、排尿困難といった「水毒」に関係する症状に効果がある。体内の水分の分布を均等にしてくれるので、特に「喉が渇いて仕方ないのに、カラダや顔はパンパンにむくんでいる」といった二日酔い特有の症状にバツグンに効く。
漢方というと長期に渡って飲まないと効かないイメージがあるが、五苓散に関しては個人的に即効性があると感じている。更年期のホルモン補充療法でむくんだ際も五苓散が処方されたのだが、飲んで早々にトイレの回数が増え、数日で体重が戻ったこともある。酒を飲む前に飲んでおけば二日酔い予防に、万が一、二日酔いになってしまった時には症状の緩和にと、とにかく使える漢方薬だ。
五苓散はドラッグストアや、ネットなどでも購入できるが、できればかかりつけ医に処方してもらったほうがいい。処方箋なしで買える市販の漢方薬は、一般的に処方薬の3分の2の量しか入っていないからだ。また割高でもある。
五苓散の他、二日酔い対策に良いとされる漢方は、黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)、半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)が代表的。といっても漢方薬は人によっては体質に合わない場合もある。自己判断せず、まずは医師、または漢方に詳しい薬剤師に相談することを強くおすすめする。
これらは酒飲みにとっては「武器」とも言える漢方薬。といっても飲み過ぎたら元も子もない。飲み過ぎには注意…、できたらいいのだけれど(自戒)。












