【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】
スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。
【お悩み】冬場は着込むため通勤電車で汗だくです。体温調節をうまくしたいのですが(50代男性)
【アドバイス】家から電車を降りるまでの間は、上着を手に持って通勤してみてください。
【解説】通勤電車で汗だくになってしまうという公務員の男性は、いつも不快な気分で1日が始まるとのことでした。
体は自律神経でコントロールされていて、活動時には「交感神経」が優位になり、リラックスしているときには「副交感神経」が優位になります。状況に応じて、全身の状態が最適になるよう交互に働いていますが、スムーズに切り替えられないとストレスになります。
朝から汗だくとは、副交感神経から交感神経にいきなり切り替わった状態なので、まさにストレスです。
男性の自宅は駅まで徒歩10分とのことだったので、よほど寒くないかぎりは家から駅までは上着を着用せず、手に持って歩くよう伝えました。肌寒い中を歩くことで体は徐々に温まり、副交感神経から交感神経にスムーズに切り替わっていくからです。上着を脱いだ状態のままなら混雑空間に入っても汗をかくこともなく、下車してから着用すれば保温効果が得られます。
夜は就寝に向けて副交感神経を有利にしていく必要があるため、上着を着たまま帰宅すると自律神経もスムーズに切り替わっていきます。
アンダーウエアに関しては、保温機能のあるインナーなどの上に保温性の高い上着を着用すると、少し歩くだけで汗ばんでしまいます。出かける時はシャツの下に吸汗速乾素材のインナーを着用し、ダウンやレインコートといった保温機能のある上着を着用すれば、雨風もしのげる上、寒くもなりません。汗ばんできたら上着を脱ぐことで体温調節できるので、快適に過ごせるでしょう。












