【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。

【お悩み】80代のひとり暮らし。冬を乗り越えられるか心配です。日常生活で気をつけることはありますか?(80代男性)

【アドバイス】入浴する時間帯を夜から昼に変更してみてください。

【解説】晩酌前にお風呂に入るのがルーティンという傘寿を迎えたひとり暮らしの男性。加齢にともない「冬場のお風呂は心臓に負担がかかる恐れがあるので、極力控えたほうがいいでしょうか?」と心配されていました。

 確かに毎年冬になると、入浴中の事故は多発しています。寒暖差によるヒートショックが要因であることが多く、さらに寒さのため慌ててお風呂に入ろうとして転倒するケースもよく起こっています。

 ヒートショックは年齢問わず起こりうるので、とくにご高齢の場合は起床後の朝風呂や朝シャワーもおすすめしません。夜同様に湯冷めしやすいため、自律神経が乱れがちになり、体調を崩しやすくなってしまうからです。

 そういったさまざまな危険を回避するため、男性には昼間の時間帯に入浴することをすすめました。

 昼間は体を活性化させる交感神経がしっかり働いているので、気温が下がる夜間と比べると湯冷めもしにくく、心臓への負担も断然かかりません。昼間なら銭湯やクアハウスに行っても、気温が下がる夕方前に帰宅することもできます。

 晩酌前の新ルーティンとして散歩を提案したところ、後日やってきた男性は、散歩後の晩酌は入浴後の一杯より健康的でますます酒がうまくなったと喜ばれていました。