あの「大物」のように成り上がれるか。

 日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手(22=日体大)が7日、千葉・鎌ケ谷にある「勇翔寮」に入寮した。

 1年目から投手、外野手の二刀流が期待される大型新人は午後2時過ぎに母、祖母、姉とともに車で寮に到着。「母からプレゼントしてもらった」というおしゃれなダブルのスーツを身にまとい、持参したマットレスやトレーニング本、大学の監督から記念にもらったという「オリジナル二刀流Tシャツ」などを自室に運びこんだ。

 大谷翔平(現エンゼルス)や今季プロ8年目を迎える上原健太らに次ぐ本格的な二刀流挑戦。生半可な気持ちでは成功はたぐり寄せられない。そのためか、趣味や自身がリラックスするための余計な私物は一切自室に持ち込んでいないようで「本当に野球をやるために来ました。2月のキャンプに向けてしっかりといい準備ができたらいい」とキッパリ。早くも9日から始まる新人合同自主トレに向け気持ちを引き締めた。

 そんな真摯な姿勢を見せる矢沢だが、プロの世界では二刀流の成功に加え、ひそかに「ある目標」も掲げている。それは同じ名字で、自身の憧れでもある世界的なロックスター・矢沢永吉(73)のように、球界で自身の「矢沢タオル」を売り出すことだ。

 周知のとおり矢沢永吉のコンサートでは曲に合わせた「タオル投げ」が有名だが、二刀流左腕も本家に負けないよう自身を象徴するグッズ販売を早々に実現したいという。

「矢沢永吉さんと僕は、いろいろな取材の時も(永吉さんの)グッズを絡めてやってもらったので。(自分自身も)『K・YAZAWA』で何か作れたらなと思っています。タオルがいい? 『K・YAZAWAタオル』。自分が欲しいです(笑い)」

 球界で二刀流を成功させ、憧れの「永ちゃん」に少しでも追いつきたい。日ハムのスター候補はレジェンドの名曲同様、早くも“止まらない”様相を見せている。