王者が接戦を制した。第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路が2日に行われ、3冠を目指す駒大が5時間23分10秒で19年ぶり4度目の往路Vを飾った。

 安定感は健在だった。1区で円健介(4年)が2位につけ、2区を任された田沢廉(4年)は大会前にコロナに感染した中でも、区間3位にまとめた。4区の鈴木芽吹(3年)でタイム差なしの首位に並ぶと、5区の山上りで山川拓馬(1年)が「初めての箱根駅伝で絶対に1位でゴールすると決めていた」との思いで、ライバルの猛追を振り切った。

 1年生ながら山上りの大役をこなした山川。大八木弘明監督は「若干不安はあったが、山に自信があると言っていて、期待通りの走りをしてくれた。山が好きとのことで、練習をさせたらいい感じだった。面白いなと思って、スピードも持っているし、走ってくれると思っていた」と褒めたたえた。

 今季は出雲駅伝、全日本大学駅伝で優勝。箱根駅伝でも優勝すれば、チーム史上初の3冠となる。悲願達成へ「前半の6、7。8区あたりまで確実にいきたい」ときっぱり。目の前に迫った栄光をつかむべく、最後まで攻めの姿勢を貫く覚悟だ。