有終の美を飾った――。第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路が2日に行われ、記録が残らないオープン参加の関東学生連合の1区を任された新田颯(4年=育英大)が、トップと14秒差の3位相当でタスキをつないだ。
3冠を目指す駒大、連覇のかかる青学大ら実力校を差し置いて、最初に抜け出したのは新田だった。序盤からスローペースでけん制し合う大集団を尻目に、最初の5キロを14分24秒で通過。後続との差をみるみる広げた。後半は猛追に遭い、明大の富田峻平(4年)、駒大の円健介(4年)に抜かれたものの、己の力を振り絞り上位をキープした。
圧巻の走りにツイッターでは「学生連合」「育英大学」「新田選手」など、関連ワードが次々とトレンド入り。ファンからも「ワクワクしたレースだったー!育英大学の新田くん、ありがとう!!」「育英大学新田選手とんでもない。かっこいい」「これこそ記録には残らないが、記憶に残る走り!」などと驚きの声が上がっている。
全国的には無名の選手とはいえ、1万メートルの自己ベストは28分21秒14の好記録を持つ。2年前に関東学生連合に選ばれるも、本選の出場はなし。最初で最後の箱根路で躍動した新田は、今大会を最後に第一線を退くが、最後のレースで確かな爪痕を残した。












