ヤクルト・塩見泰隆外野手(29)が躍進の要因を打ち明けた。
燕の切り込み隊長として今やチームになくてはならない存在となったが、社会人JX―ENEOSを経てプロに入団したての頃は実力の違いにがく然としていたという。ルーキーイヤーの2018年春季キャンプで度肝を抜かれたのは、当時の主砲・バレンティンだ。「打撃練習で本当に信じられないくらい飛ばしていた」とパンチ力に衝撃を受けた。
だからこそ死に物狂いで練習に励んだ。しかし何度もケガをし、即戦力と期待されながらも3年間は不遇な時代を過ごす。「基本的にまだ一軍定着もままならなかったので。そこはもう、痛いところがあっても出続けなきゃいけなかった。本当に悔しくて、早く一軍で活躍するみんなと同じグラウンドに立ちたかった」
そんな塩見にターニングポイントが訪れる。21年1月の合同自主トレで、百戦錬磨のベテラン・青木から肉体強化のイロハを学んだのだ。
「ヨガだったり、体の動き方とか、可動域のストレッチだったりとかを取り入れてからは大きなケガっていうのはなくなった」
青木塾できっかけをふかんだ塩見は同年、レギュラーに定着。140試合に出場し、9月18日の巨人戦では史上71人目のサイクル安打を記録するなど大ブレークし、チームの日本一に貢献した。
昨季は7月に新型コロナウイルス感染による離脱があったものの、最終的には自己最多の16本塁打、24盗塁の成績を残した。「なんでもできる。走れるし、打てるし、ホームランも打てるし、率も残せる選手が一番理想」と今季の目標を掲げる塩見。青木から継承されたヨガ&ストレッチで完全無欠のリードオフマンになる。












