オリックスの山本由伸投手(24)が27日に大阪市内の球団施設で契約更改し、2億8000万円アップの推定年俸6億5000万円でサインした。球団では2015年から4年契約を結んでいた金子の1年換算の6億円を抜き去り、過去最高額となった。

 晴れ晴れとした表情で姿を見せた山本は「チームの勝利を一番のテーマにやってきて素晴らしい評価をしていただいた。野球を第一に練習し、2年連続でいい成績を出すことができた」と胸を張った。

 今季も投手4冠に加えて沢村賞、MVPと賞を総ナメ。〝無双〟投球でチームをついに日本一にまで導いた。「終盤のソフトバンク3連戦の初戦(9月17日)に勝てたこと。大事な試合に勝てたのは自分の成長したポイントだったと思う」と振り返り「まだ大量失点の試合もあるし、技術も人間力も上げていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

 モチベーションもある。今オフ、野手の吉田正尚がポスティングシステムを認められ、レッドソックスに移籍。かねて球団側にメジャー挑戦を直訴している山本も大いに刺激を受けており「野球界のトップリーグ。一番の舞台でやりたい気持ちはもちろんある。正尚さんをオリックスが許可したようにまったくダメと言うわけではない、という話はしました。まだ何か決まっているわけではない。選手のことをよく考えていただき、目標だったりをまったく否定することなく対応していただいている。思いは十分に伝えたので向こうも〝わかっとるわ〟って」。

 夢実現のためにも来季も栄光を勝ち取りたい。日本球界のエースは「リーグ3連覇と2年連続の日本一を目指し、全力で腕を振っていきたい」と決意を新たにした。