ボストンのスポーツサイト・マスライブは11日(日本時間12日)に「すでに1人の日本人選手と契約したレッドソックスが2人目の(日本人)選手の獲得に乗り出すかもしれない」とポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している阪神の藤浪晋太郎投手(28)と契約する可能性があると伝えた。

 藤浪の代理人は5年9000万ドル(約123億円)でレッドソックスと合意していると伝えられているオリックスの吉田正尚外野手(29)と同じ剛腕スコット・ボラス氏だ。

 同サイトは、藤浪の身長が197センチで、メジャーでは先発か救援か、役割が明確ではないとするも、「ダイヤモンドバックスとジャイアンツも獲得に興味を示していると報じられている」と紹介。その上で「制球に課題がある」「吉田やメッツと合意した千賀滉大投手(29)のような大型契約になるとは予想されていない」との見解を示した。

 また、「藤浪がここ数年、阪神では一軍と二軍をひんぱんに行き来していたこと、2022年は一軍で66回2/3を投げただけ」と伝えた。

 米国ではそれほど実績がなかった外国人選手がNPBで大活躍し、メジャーに復帰するケースもある。素質は十分な藤浪。環境が変わることで大化けする可能性もある。チャンスをつかめるか。