西武・高橋光成投手(25)の契約更改が20日、行われ7000万円アップの1億8000万円で来季の契約を更改した。

 今回の契約から代理人を初めて同席させた高橋光は「1年間ケガなくローテーションを守ったことを評価していただいた。今年は自分の夢というか、将来、メジャーでプレーしたいというのは球団に強く伝えました。いつというのはないですけど、自分の意思は伝えました」とコメント。球団に将来的なメジャー挑戦の思いを正式に伝えた。

 以前から「そんなニュアンスのことは聞いていましたし、知っていた」という渡辺久信GM(57)との間でポスティング移籍を容認する条件が設定されたわけではなく、あくまで今回が話し合いのスタート。同席した代理人の深谷弁護士も「今回初めてその意思を伝えたということ」との認識を示した。

 高橋光は「今年はフィラデルフィアでワールドシリーズを見てきた。日本にはない雰囲気で、みんな体が大きくてホームランをバンバン、スケールが大きいと感じた。もっと全ての面で自分のレベルを上げていかないといけない。来年もっとレベルアップして優勝、日本一に貢献できるようチームに勝利を導くようにやっていきたい」と投手陣の柱としての自覚を語った。

 今の自分が先日、5年総額7500万ドル(約103億円)の大型契約でメッツへ移籍した千賀レベルでないことは重々自覚している。

「自分の力で支配するゲームが少なかった。圧倒的に試合を自分の力で作るというか、自分がコントロールするような試合を1試合でも多く作りたい。球速が遅すぎるので、フォームをもう一度見直してウエート(トレーニング)でベースをもっと大きくしたい」

 そう語って来季のさらなるスケールアップを誓う高橋光だった。(金額は推定)