質問攻めにしてくれ――。ソフトバンクの主砲・柳田悠岐外野手(34)が、来年1月に大分・臼杵市で行う自主トレに後継者候補を帯同する。「ケガも体も問題ないってことで、じゃあ一緒にやろうということになりました」。2020年ドラフト2位入団で来季3年目を迎える笹川吉康外野手(20)からの参加要請を快諾。清宮(日本ハム)、安田(ロッテ)らも帯同する「柳田塾」の新メンバーとして正式招集することになった。
身長194センチ、体重94キロの左打ちの大砲候補で、背番号は柳田がかつて背負った44。ギータとそっくりの豪快なフルスイングが持ち味で高校通算40本塁打を誇った。指名する際に、王会長が「飛ばす力は天性のものがある」とほれ込んだ逸材だ。ルーキーイヤーはわずか4試合、6打席にとどまった二軍戦の出場も、今季は70試合、207打席に立って経験を積んだ。着実に階段を上る姿に、小久保二軍監督も目を細めている。
笹川の1年目は、新人合同自主トレで左足を骨折して最悪のスタートだった。だが、人間万事塞翁が馬――。直後の宮崎春季キャンプで同じリハビリ組だった柳田を〝影武者〟のように追いかけ回し、薫陶を受けた。2年目オフにも「柳田塾」への参加を希望したが、コンディション不良で断念。今回2年越しで〝再会〟が実現することになった。
柳田は「笹川は人にはないものを持っている。あとは自分次第ってところなんでね。いろいろ質問をたくさんしてくれるんで、答えられる範囲で答えられるようにと思っています」と、新弟子の招集に腕をぶす。「スイングを見ても、なかなかないパワーとスピードなんでね。これからホークスのレギュラーになっていくと思う。もちろん、後継者になってほしいと思ってますし、僕より打てる選手になると期待してます」
相思相愛の師弟ドラマが生まれそうな予感だ。












