次こそ日本新――。競泳のジャパンオープンは3日、東京辰巳国際水泳場で男子200メートルバタフライ決勝を行い、東京五輪銀メダルの本多灯(20=日大)が1分52秒70で優勝した。

 前半からギアを上げて100メートルをトップで折り返すと、後続を大きく引き離した。瀬戸大也が持つ日本記録1分52秒53まで0秒17差に迫る日本歴代2位のタイムでフィニッシュ。「ここまで来たら日本記録を超えたいと思ったので、正直悔しさがほんのちょっとあるけど、52秒台を出せてちゃんと成長してるんだなと。本当にうれしいです」と充実の表情だった。

 昨夏の五輪で表彰台に立ち、世界と戦える手応えをつかんだ。しかし、今年6月の世界選手権は銅メダルを獲得したものの、本人の中では悔しい結果に終わった。

「そこから練習に対する意識、競技に対する意識が変わった。思いどおりに行かなかったことが反省することにつながり、それを生かすことができている」

 10月の日本短水路選手権では1分46秒85の短水路世界新記録をマーク。「短水路だけどすごい自信になって、この調子で長水(路)も泳ぎ切ろうと思って今大会に臨んだ」と、日本記録に肉薄する泳ぎにつながった。

 2024年パリ五輪で頂点に立つべく、現在はキックの改良に注力している。まずは来年7月の世界選手権(福岡)に照準を合わせる本多。「次は日本新が確実に視野に入っているので、しっかり出して、福岡では1分51秒台を出せるように」と力を込めた。