競泳の世界選手権男子200メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)が、頼もしい言葉を残してくれた。

 かねてパリ五輪金メダルを目標に掲げる瀬戸は、今春から2016年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵氏を育てた加藤健志コーチに師事。日々〝鬼メニュー〟を消化しており「トレーニング自体は慣れてきたが、10月から本格強化になってくる。加藤コーチの本格強化は経験したことがないので、ビビっている部分もあるけど、自分の中で覚悟を決めているので、ネガティブな考えは全くない」と力を込めた。

 次戦は栃木で行われる国民体育大会(競泳=17~19日)に出場予定。「国体で世界水泳よりもいい泳ぎができそうだなっていう感覚はあるので、2週間でやるべきことをやりたい。思い切った練習もしながら動ける体をつくりたい。200メートル個人メドレーで世界水泳の記録をしっかり上回りたい」と目標を口にした。

 5日には都内で行われた国際大会での成績優秀者に贈られる「上月スポーツ賞」表彰式に出席し「加藤コーチの練習を冬場こなせたら、来年はベストが出ると思っている」ときっぱり。その言葉には確かな自信がみなぎっていた。