〝炎の飛龍〟藤波辰爾(68)が1日、デビュー50周年記念ツアー最終戦「DRAGON EXPO 1971」(東京・国立代々木競技場第二体育館)で新日本プロレスの棚橋弘至(46)とのシングル戦に敗れた。
デビュー50周年記念ツアーの最終戦で実現したのは、2002年10月の無我後楽園大会以来実に20年ぶりとなるまな弟子とのシングル戦。試合前には北沢幹之、藤原喜明、長州力、武藤敬司、蝶野正洋がリングに上がり50周年の祝福メッセージが送られた。
藤波は今年10月1日に死去し約束の来場がかなわなかった師匠・アントニオ猪木さんの「炎のファイター」で入場。棚橋と対峙すると重厚なレスリングを展開し会場に緊迫感が漂った。
ドラゴンバックブリーカーからサソリ固め、ドラゴンスクリューで攻勢に出た藤波は、ドラゴンスリーパーで棚橋を捕獲。これをツイストアンドシャウトで切り返されるとドラゴン式張り手の応酬を繰り広げたが、スリングブレイドを浴びてしまい一気に主導権を失ってしまう。最後はボディーアタック式ハイフライフローからの正調ハイフライフローで3カウントを奪われた。
試合後はリングとリングサイドに出場選手、来場者が集結して猪木さんの追悼セレモニーも行われた。追悼10カウントゴング後にマイクを握った藤波は「この50年、いろんなことがありました。デビュー戦の相手をしてくれた北沢さん、本当にありがとうございます。あれから50年、こんなに素晴らしい選手と渡り合うことができました。本来、猪木さんもこのリングに立ってくれる約束でした。かなわなかったですが、われわれレスラーは猪木さんの遺志をついで邁進していきます。これからもプロレスをよろしくお願いします」とあいさつ。最後は猪木さんの代名詞「1・2・3、ダー!」の大合唱で大会を締めくくった。
大会後は棚橋とともにコメントブースに登場。「やっぱり現役のトップの選手は強いね。頑張っていったつもりですけどね。何かを伝えられればと思ったんですけど、やっぱり足がどうしてもいまいちというのか。負け惜しみじゃないんだけどね」と棚橋をたたえた。また猪木さんの入場曲を使用したことについては「おこがましいんですけど、ちょっと(天国の)猪木さんに了解を得てね。でもあの『ボンバイエ』は足がすくんじゃうね。やっぱり猪木さんは永遠ですよ。僕らの後ろには猪木さんがいるって気持ちでリングに立ってますから」と心境を明かしていた。












