中日・岡林勇希外野手(20)が、27日にナゴヤ球場で契約更改交渉を行い、3260万円アップの4000万円(推定)でサイン。今季大ブレークした20歳は「1年間通してやったところを評価していただいた」と笑顔で語った。

 アップ額とともに注目されていたのが岡林の背番号だ。京田(1)、阿部(5)、平田(6)、福留(9)と背番号一桁の選手が4人も退団しただけに、ドラゴンズの若手選手の代表となった岡林が1桁の背番号になるとチーム内でも見られていた。

 ところが岡林は「番号は変えません。そのまま60で。1年しかやっていないので、そんなすぐ変えてもと思った」と入団以来背負っている60番のままでいることを決断。今季、最多安打のタイトルに加え、ゴールデン・グラブ賞、ベストナインに輝いたが「3年出続けることによってレギュラーと呼べるとコーチ、監督に言われている」と謙虚に語った。

 背番号「60」の続投に関係者やOBの間からは「岡林らしい」という声があがっている。岡林をよく知る関係者は「活躍したからといっていばるタイプではない。3年続けて試合に出ることができて初めて一人前という気持ちなんだろう。来年がさらに楽しみになった」と太鼓判。新人のころから岡林を知るOBも「外野守備でうまくいかないときがあっても〝(元々)投手ですから〟と気持ちを切り替えていた。謙虚な気持ちで頑張っていけばさらに成長できる」と期待している。

「勝たないと面白くない。見てるファンもやっている自分たちも。勝つことがファンや監督、コーチへの恩返しになる。チームが優勝できるように勝ちにこだわりたい」と岡林はさらなる飛躍に向けて燃えているだけに「2年目のジンクス」も心配なさそうだ。