〝令和の大魔神〟へ――。最優秀新人賞に輝いた巨人・大勢を支える原動力には「肝っ玉」と「探求心」がある。
入団1年目からクローザーに定着し、新人最多記録に並ぶ37セーブ。巨人の新人王は2011年の澤村以来11年ぶり。大勢は25日に都内で開かれたNPBアワーズの席で「長く結果を残し続ける選手になるためにも、来年からが本当の勝負。阪神の湯浅くんと新人王争いができた。見ている人がワクワクするようなタイトル争いをしたい」と喜びをかみ締めた。
最大の持ち味は、最速159キロの剛速球で相手打者をなで斬りにする度胸満点の投球術。その片りんは2月の春季キャンプからのぞかせていた。ルーキーたちがまず直面するのが、環境への順応。アマチュア時代に遠い存在だったプロ野球選手がゴロゴロといる中で、いかに自分を保てるかも能力の一つだ。
そんな中、大勢は沖縄キャンプを訪れた野球評論家・佐々木主浩氏を質問攻め。原監督のアシストもあったが「大魔神フォーク」の握り方や投げ方などの極意を引き出し「ハマッた感触はありました」と自分のものに変えた。
新人からすれば、佐々木氏は雲の上の存在。そんな積極的な姿勢に原監督をも「自分から聞いていたね」と舌を巻いたほどだった。今やそのフォークは直球と並んで、大勢の大きな武器となっている。
自身が向上するためなら相手の立場や年齢、国籍すら問わない。シーズン中にはデラロサに変化球を投げるコツを自ら〝直撃取材〟するなど、行動力も兼ね備える。
「防御率(2・05)だったり、数字にはあまり納得がいっていない」(大勢)。このまま進化を続ければ、巨人の大魔神となりそうだ。












