「NPBアワーズ」が25日、都内のホテルで行われ、ソフトバンク・柳田悠岐外野手(34)がベストナインの表彰を受けた。今季は117試合に出場して、打率2割7分5厘、24本塁打、79打点。3年連続7度目の選出に「1年頑張った、という賞。数字は納得いってないんですが…」と、やや表情は硬かった。

 印象度の強い打撃で存在感を放った鷹の大砲だが、成績については「物足りないという気持ち」と率直な思いを吐露。左肩の負傷、コロナ感染による離脱もあり、出場試合数が伸びなかったことも数字の見栄えに影響した。

「30発をここ数年打てていない。30発は最低でも打てるように、と今は日々過ごしております」

 直近4シーズン、30本塁打には届いていない。「体調的に左肩とか、ちょっと太りすぎたとか、反省点は多々ある。同じ失敗を繰り返さないようにしたい」と、すでに来季に向けた取り組みは進んでいる。

「やっぱり誰もが納得する数字を求めています」と、大砲のプライドをのぞかせた柳田。1年後、晴れやかな姿で8度目の勲章を手にすることを誓った。