今やメダカも窃盗される時代だ。兵庫県警兵庫署は3日までに神戸市兵庫区の印刷会社で屋外に置かれていた水槽からメダカ約500匹を盗んだとして、窃盗容疑で警備員の今後広章容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は10月22日午後11時過ぎ、会社の水槽からメダカを盗んだ疑い。今後容疑者とみられる男が網でメダカをすくっている様子が防犯カメラに写っていた。被害額は約40万円に上るという。
メダカは自宅で手軽に飼育できる観賞魚として人気が高く、コロナ禍の巣ごもり需要でその傾向は強まっていた。
ただ飼うだけでなく交配により真っ赤なメダカを生まれさせたり、ラメが入ったものやヒレの長いメダカを繁殖させてみたりと品種改良する楽しさもある。
こうして生み出されたレアメダカは1匹数万円の値段が付くものもあり、転売を目的とした窃盗も尽きない。今回窃盗があった現場付近でもメダカが盗まれる事件が相次いでおり、同署は関連を調べている。
今後容疑者は「飼うためにやった」と話しているといい、自分で飼育するマニアだった可能性もある。
あるメダカブリーダーは「メダカって難しくて、ある品種が欲しくて卵や稚魚を買っても、なかなか思った通りに育たないんです。私は生まれてくる子はどれもかわいいから、水槽であるがままに飼ってますけど、それでも時々、尾がなかったり背中が曲がったり、目が一つだったりと奇形が生まれてくる。犯人はメダカの数が多ければ、それだけ配合のバラエティーが増えるので、盗んでいたのかもしれない」と推測した。
いかなる理由があろうと窃盗は許されない。











