スピードスケートの全日本距離別選手権(21~23日、長野・エムウェーブ)の開幕を前に、平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(36=相沢病院)が気持ちを高ぶらせている。

 今大会を現役ラストレースにすると公言している小平は20日、会場で最終調整。約1時間の練習後には「体の状態も含めて氷とのやり取りがマッチしてきた。この1週間は氷と意気投合している感覚があるので、最後まで仲良くしたい」と充実した表情を浮かべた。

 最後のレースとなる女子500メートルが行われる22日分の前売りチケットはすでに完売。会場は満員となる公算が高い。小平は「地元のみなさんが『見に行くよ』って言ってくださることが多かった。長野で生まれて、長野で育った、信州で育った私にとっては本当にありがたいなと思う」と感謝の言葉を述べた。
 

 関係者からは「エムウェーブが満員になるのは(1998年)長野五輪以来では」との声が飛び出すなど、大きな反響を見せている。

 小平は「長野五輪は画面越しでしか会場の雰囲気を感じることができなかった。五輪とは違うけど、リンクの下からみなさんの顔を見られるのがどういう状況なのかは体験してみないとわからない。それはすごく楽しみで、自分がイメージした通りなのか、違った景色なのかは楽しみ」と声を弾ませた。地元の方々の前で、恩返しの滑りを披露する準備は整った。