2月の北京五輪で1000メートルの金を含む4個のメダルを獲得したスピードスケート女子の高木美帆(28=日体大職)は気遣いも一流のアスリートだった。
16日の会見で「2か月間いろいろなことを考えたが、最後に出てくる気持ちが『ヨハンとまだ続けたい』という気持ちだった」などと話し、今後はナショナルチーム(NT)を離れ、昨季限りでNTのヘッドコーチを退いたオランダ出身のヨハン・デビット氏(42)と新チームを結成し、現役を続ける意向を明らかにした。
関係者によると、会見前にはスポンサーなど関係各所へ、できる限り直接足を運んで報告。会見でも前例のない挑戦に挑む上で「NTか個別でやるかという猶予をこの時期までつくってくださったことに心から感謝している。新しいチャレンジになるが、また1つの道をつくれるように頑張っていきたい」と周囲の理解に感謝した。
また、コンディショニングウエアブランド「CW―X」の提供を受けるワコール社を3月末に表敬訪問した際には、自身の率直な思いを伝える様子に、同社の関係者は「今後の活動についても語ってくださり、滑りたいなと思っている自分がいることも明かしてくださったのはうれしく感じました」と感激。さらに記念品も贈呈するなど、気配りの心が垣間見えたという。
今回の会見も高木側から「体制を決めたので、みなさんにお伝えしたい」との思いから実現。数々の誠実な対応も魅力と言えそうだ。












