夢の扉をついに開く。ソフトバンクのエース・千賀滉大投手(29)が今オフ、海外FA権を行使してメジャーリーグに挑戦する意向であることを表明した。
CS敗退が決まった15日のオリックス戦(京セラドーム)後に取材対応。「(権利)行使は絶対にします。単純にそこからのやり取りは時間がかかることなので、まだ何もわからないです」と語った。
2010年育成ドラフト4位で入団した千賀は12年に支配下昇格を果たし、中継ぎを経て先発に転向。今季まで7年連続2桁勝利をマークするなど大黒柱に成長した。17年オフに将来的なメジャー挑戦意思を表明。ポスティング移籍を一貫して容認しない球団に、毎年オフの契約更改交渉の席で思いをぶつけてきた経緯がある。昨年12月、球団と契約破棄条項付きの年俸変動制5年契約を締結。「オプトアウトがついているということは、そういうことだと受け止めていただいて構いません」とも明かしていた。今季中に取得見込みだった海外FA権を行使しての米挑戦を念頭に置いたものだった。
育成出身選手として初の投手三冠、ノーヒットノーラン達成や侍ジャパンの常連として五輪金メダル獲得など道を切り開いてきた。今季はコロナ禍の入国制限が緩和され、メジャースカウトが登板試合に合わせて大挙。GMクラスの大物幹部など総勢30人規模の視察団が押し寄せたこともあった。2017年WBCでは日本から唯一「優秀選手」に選出されるなど実力は証明済みで、熱い視線を注がれ続けてきた鷹のエース。争奪戦は必至で、総額100億円超とも目される大型契約のゆくえにも注目が集まる。
育成入団からメジャーへ、夢のある立身出世が続く。












