マインドリセットが功をなした。巨人の吉川尚輝内野手(27)が11日に、ジャイアンツ球場でこの日から本格スタートとなった秋季練習に参加した。
この日は計20分間の持久走やスプリント走をはじめ、原監督や川相ファーム総監督らの直接指導による守備練習や打撃指導などで約3時間半、みっちりと体を鍛えた。
練習を終えた吉川は開口一番「きつかった…」と照れ笑い。今後の練習では「毎年そうなんですけど、ウエートとかやりたいです。(体のメンテナンスも)特に変わらず、できることをやるだけかなって。野球以外ではできることを…」とルーティーンを崩すことなく動いていく方針を明かした。
今季は死球による思わぬ途中離脱がありながらも最速復帰し、正二塁手としてシーズンを完走。計132試合で打率2割7分7厘、7本塁打、16盗塁と安定した成績を残したが、本人は決して満足していない様子。「全然まだまだ。数字もそうですけど、やるべき課題がたくさんあるので、この期間でしっかりとやっていきたいと思います。(今季の守備も)もうめちゃくちゃだったんで。しっかり鍛え直してやっていきたいです」と決意を新たにした。
それでも、途中離脱を挟みながら安定感を欠かすことがなかったのは大きな収穫。その要因はどこにあったのか。「(離脱後)気持ちは切ってましたね。時間はかかるもんだと思ってたんで。『あ、もう無理だな』って感じだったんで。無理やりやってなんとかごまかしながら。たまたま実戦復帰の二軍戦で打てたのでそのまま上げてもらって。一軍に行ったら痛いとか言ってられないですし、それを出さないようにやるしかないとわかっていましたし。それくらいですね、収穫は」と、当時の心境を告白した。
思わぬアクシデントも逆転の発想とも言える「割り切り力」で乗り越えた吉川。来季も「何があるか分からないですし」としながらも、全試合出場に向けて「出られるように頑張ります」と目標を語っており、次こそは正真正銘の完走を確実なものとしたいところだ。











