主将が33歳最後の日に見事なアーチをかけ、下克上日本一を狙うチームを勝利に導いた。8日、クライマックスシリーズ(CS)が開幕。パ・リーグのファーストステージ(ペイペイ=3試合制)はリーグ2位のソフトバンクが同3位の西武に5―3で競り勝って先勝。9日の第2戦で引き分け以上ならCSファイナルステージ進出が決まる。

 3回に試合が動いた。一死一、二塁の好機をつくり三森の適時打で先制。二死二、三塁から柳田悠岐外野手(33)が右中間テラス席へ貴重な3ランを叩き込んでリードを広げた。内角スライダーをうまく腕をたたんで打ち返した一発に主砲は「追い込まれてしまったので、とにかくバットに当てることだけを考えた。結果的に芯で捉えて角度がついてホームランになってくれた」と喜んだ。

 柳田はこれでレギュラーシーズンから3試合連続弾。先月30日の楽天戦(楽天生命)の守備で後頭部をフェンスに強打して、むち打ちの症状をおして出場を続けてきた。この日も首回りには湿布を張り巡らせて出場。明日9日に34歳を迎える主将が、ポストシーズンも懸命の姿でチームをけん引する。