フィギュアスケート女子で2018年グランプリ(GP)ファイナル覇者の紀平梨花(20=トヨタ自動車)は、着実に復活ロードを歩んでいる。

 昨季は右足首などの故障ですべての大会を欠場したが、2季ぶりの復帰戦となった9月の中部選手権で6位に入り、12月の全日本選手権(大阪)の出場を確実にした。その後、足に痛みが出たものの、MRI検査の結果を受けてジャパンオープン(8日、さいたまスーパーアリーナ)の出場を決断した。

 7日の前日練習後に取材を受けた紀平は「少し痛みが出ることもあるけど、徐々にやっていけば大丈夫という感じだった。私の中では不安もあったけど、悪化しているわけではなかった。やっぱり出た方がすごく経験にもなるし、悪化させない程度にできたらいいかな」と経緯を明かした。

 足の状態を確認しながら練習に励む日々。まだ万全な状態ではない。ただ復帰2戦目で大きな舞台を経験できるのは紀平にとってプラスだ。

「こういったところで試合の雰囲気を味わえるなと思っているので、久しぶりの試合だが、何か思い出して、緊張感とかを感じすぎずに、試合に出られるありがたみを感じながら、本番はあまり足のことも気にしすぎずに、思いっ切りやりたい」と決意を述べた。

 今季は足の完治を目指したうえで、まずは全日本選手権に照準を合わせていく方針の紀平。焦らずに1個ずつ課題をクリアしていく。