貫くのはあくまで超・積極的な用兵か…。5日、DeNAとのCS第1ステージへむけ、甲子園で全体練習を行った阪神・矢野燿大監督(53)が〝CS下剋上〟へむけ、超・攻撃的布陣で臨む構想を口にした。

 この日、矢野監督は午前に一軍練習を見守った後、午後はファーム施設のある鳴尾浜へ。二軍と日本海独立リーグとの練習試合を5回まで視察した。視線の先にあったのは「3番」で先発したジェフリー・マルテ内野手(31)だ。年間を通じ右脚のコンディション不良に悩まされた助っ人を、今季は一軍で一度も起用しなかった三塁で起用。3打席で1安打2四球の結果とは別に、助っ人が「どの程度、動けるか?」という点に目を凝らした。

 矢野監督はこれについて「そりゃ、そうでしょ」と、週末のCSを見据えた起用であることを認め「点を取らんとね。引き分けじゃダメなんで。点を取ることを考えたら、いろいろやる必要がある」とDeNAとの短期決戦へむけた一環と説明した。

 他にもこの日の一軍では後半戦は一塁・左翼が定位置の主砲・大山が右翼守備の練習を行った。また、第1ステージの舞台となる横浜スタジアムで打率4割6分2厘と相性のいい陽川が、この日の二軍戦で本塁打を放ち好調ぶりを披露。DeNAとのCSに「左翼」でスタメン抜てきされる可能性も高まった。

 レギュラーの大山に加えマルテ、陽川と長打のある右打者を気にかける理由は今永、浜口、石田らのDeNAの先発左腕対策だ。指揮官も「今年は打てている感じはない」と話す通り、後半戦以降はこの3人に合計8試合、53イニングでわずか6得点。この教訓をもとに今季2勝11敗と大惨敗だったハマスタでの〝CSリベンジ〟を模索する虎の将だが〝水モノ〟と言われる打線が火を噴くか否か…。結果は神のみぞ知るところだ。