昨季イングランド・プレミアリーグ王者マンチェスター・シティーが、J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)の獲得に動き出していると、ポルトガルメディア「iG Esporte」が伝えている。

 マンCのジョゼップ・グアルディオラ監督はスペイン1部バルセロナ指揮官時代の2008年から12年までイニエスタを指導するなど、かねて親しい間柄である中、同メディアによると、元スペイン代表MFが今季限りで神戸を退団する可能性があるとし、マンCはグアルディオラ監督と再会させることを検討しているという。

 同メディアは「しかし目標はイニエスタとケビン・デブルイネを中盤でプレーさせることではなく、グアルディオラ監督のアシスタントにすることである」と指摘。かつてグアルディオラ監督の腹心としてチームを支えたミケル・アルテタ氏(現アーセナル監督)とのタッグ関係のような新体制の構築をもくろんでいるわけだ。

 また、クラブ側がイニエスタを指名する理由として「イニエスタはクラブに戦術的な経験を追加できることに加えて、財務的および商業的な側面もある」とし、J1神戸がイニエスタの加入で営業収入を伸ばし、新規スポンサーを獲得したことなどを指摘していた。

 すでにスペインメディア「Sportsbrief」は「イニエスタが神戸と契約を終了した場合、バルセロナはユースの指導者にしたがっている」と伝えていたが、欧州では早くもレジェンド選手の〝今後〟を見据えた動きが活発化しているようだ。