今年7月に海外FA権を取得した日本ハム・近藤健介外野手(29)の動向が注目されている。
プロ11年目の今季は右脇腹の肉離れによる離脱もありながら、99試合に出場し打率3割2厘、8本塁打、41打点をマーク。来季、新球場元年を指揮する新庄監督が攻守でチームの中心と位置づける選手だけに、日本ハムにとって、その引き留めはオフの最優先課題のひとつだ。
一方で、国内複数球団の編成担当者、一部メジャー球団スカウトも動向を注視する移籍市場の目玉になり得る存在だけに、権利行使について「悩んでいます」という本人の言葉に他球団は敏感に反応している。
近藤の魅力はプロ11年間の通算打率が3割を超える(3割7厘)シュアなバッティングと、複数ポジションを守れる起用さにある。
その上で、ある編成担当者は「性格面がオープンで前向き。試合前の練習を見ていると、日本ハムの選手だけでなく対戦相手の選手や首脳陣とも分け隔てなく誰とでも話している。これは野球というチームスポーツにとっては重要なこと。彼の性格ならどんな環境でもすぐに溶け込める」と環境適応面で〝特A〟のお墨付きを与えている。
今季最終戦となった2日の西武戦(ベルーナ)でも自軍の練習前、まだライオンズが試合前練習を行っている最中に前西武の木村とともに一番乗りでグラウンドに姿を現した。
以前から懇意にしている山川、源田ら西武ナインだけでなく辻監督、松井ヘッド、平石打撃コーチらと談笑し、時に真剣に相手の話に耳を傾けるなど、もはやライバル球団という関係を超えた〝信頼関係〟を構築している。
西武関係者の一人は「近藤はライオンズに限らず、どのチームの誰に対してもオープンだから」と前出編成担当の見立てに同意。FA市場に出れば、その高い環境適応能力を含め市場の目玉となることは間違いない。












