新日本プロレス相談役の〝世界の荒鷲〟こと坂口征二元会長(80)が2日、1日に死去した盟友の〝燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の弔問のため都内の自宅を訪れた。

 2人は日本プロレス時代から55年にわたり苦楽をともにしてきた。弔問後に報道陣に応対し「本当におつかれさまです、ありがとうございますと、伝えてきた。やせられていたね」と静かに語った。

 2か月ほど前に東京・高円寺で猪木さんとは面会したと言い「いつも俺に『元気そうだな』と言ってくれて。50何年一緒にやって、いい思い出ばっかり。悲しい思い出なんか何もない」と盟友を思いやった。

 今年は新日本の設立50周年。「来年、50年明けの1月4日(東京ドーム大会)に出てきてくださいよ、と言ってきたけど、この前もテレビに出ているのを見て、苦しいというか、姿を見てうれしくはなかったよな。苦しい思いだった」と、声を落とした。最後に「まだまだ、俺は頑張ります。年は1つ上だけど」とほほ笑んだ。

 2人だからしかわからない距離感で新日本の歴史を築き上げてきた。日本のプロレス界を引っ張った黄金コンビの絆は、強固なままだった。