〝燃える闘魂〟の「最後の大舞台」は幻に終わった。

 プロレス界のスーパースター、アントニオ猪木さん(79)が1日朝に心不全のため死去。猪木さんは8月に自身のマネジメント会社「猪木元気工場(IGF)」を設立して顧問に就任。闘病中にもかかわらず、新会社設立は大きな話題になった。

 すでに猪木さんは、IGFとして今年大みそかの興行再開に向けて動き出していたという。旧IGFで猪木さんを支えてきたIGF・高橋仁志社長は本紙の取材に「ちょっと早すぎです。残念です」と肩を落とした。その上で「(NHK)紅白(歌合戦)をぶっ倒せと言ってきたので、12月31日までいろんなことを考えていた。年末にやりたかったというのはあった。いつも(旧)IGFで年末(大みそか大会)をやっていたので」と明かす。

 活動を休止していたIGFが復活したのは、闘病から元気になった猪木さんの上がるリングを用意するという意味合いもあった。8月に「24時間テレビ」(日本テレビ系)に出演したが、高橋氏は「ステージに上がったが、リングには上がれなかった。最後、リングに上がりたかったし、リングであいさつしたかったと思う」と猪木さんの胸中を推し量った。

 今後については「弟子の方もたくさんおられるので」と言葉を濁したのが…。果たして燃える闘魂の追悼興行はあるのだろうか。