ソフトバンクを退団する松田宣浩内野手(39)が1日、自身のホークス最終戦となるウエスタン・中日戦(タマスタ筑後)に臨んだ。

 球場MAXの3113人がスタンドに詰めかけた。球場外にもパブリックビューイングのスペースが特設され、多くのファンがミスターホークスの最後の勇姿を見届けようと集まった。

 打席に立つたびに大歓声が沸き起こる。第1打席に右前打を放ち、ベース上で熱男ポーズを決めた。3打数1安打。守備位置の三塁、ベンチからも声を張り上げてチームを盛り立てた。

涙をぬぐうソフトバンク・松田
涙をぬぐうソフトバンク・松田

 

 試合後には豪華セレモニーが行われ、思わず熱男の目に涙があふれた。球場のビジョンに残してきた足跡の映像が流れ、さらには一軍全選手、スタッフからの熱いエールがビデオメッセージとして届けられた。

 徐々に思いは高まっていった。これまで声援を送り続けてくれた多くのファンへ惜別のあいさつ。小久保二軍監督、工藤前監督から花束を渡されたところで感極まった。「スピーチの時から来そうやったんですけど。引退じゃなく、退団なので、自分の決めた決断だったので、涙ではないなと思ったんですけど…。小久保さん、工藤さんに花束を渡されて、これまでやってきたことにグッと来ました。でも、一生懸命やってきたからこそ急に来たかなと思います」。

 最後にはグラウンド上に輪ができた。首脳陣、ナインに胴上げをされた。スタンドのファンに向けて、ホームベース上で元気よく熱男ポーズを決めて締めくくった。「退団する一人の選手にこのような舞台を用意していただいた。17年間、一生懸命やってきて良かった」と感謝を口にした。

 他球団での現役続行を目指して次のステージに進んでいく。〝熱男〟としての姿は変わらない。ファンに向けてのスピーチでは「本当に熱男という言葉とともに、ここまで成長することができました。今でも熱男という言葉は、自分の中で一番好きな言葉であります。次の舞台にも熱男という言葉を連れていこうと思います。そして熱男という言葉とともに、頑張っていきたいと思います」と力強く宣言した。