オリックスの球団首脳が紙切れ1枚で解任を通告した。岡田彰布監督(54)がいつものように試合の準備を進めていると、村山球団本部長が1枚の紙を持って来た。
報道陣に休養を発表するプレスリリース。「これからこれをリリースします」と岡田監督に告げただけで具体的な説明もなく去ったという。村山本部長は「監督が辞めれば私も辞める」と断言した人物だ。
急転解任劇の裏には今回の大型連敗がある。24日には球団ワースト記録に並ぶ11連敗。球団関係者は「最近の選手の覇気のなさを嘆く岡田監督のコメントを本社サイドが快く思わなかった。投げやりになっていると思われ、このままでは連敗が止まらないと判断された」と説明する。
岡田監督は連敗中にミーティングで「お前らは来年も野球を続けるんや。最後までしっかりやらないと同じことの繰り返しになる」とナインを鼓舞したが、状況は変わらなかった。
就任後、チームに勝負への執念が不足していることを痛感した岡田監督はフロントに対して主力選手の再教育を提案したが、これをフロントは拒否。他にも低迷の原因となっている案件を数多く指摘しても改善されなかった。こうした現状に目を背けるように指揮官のクビを切った。球団首脳の保身と見られても仕方ない。
オリックスの監督、コーチ経験者は「フロントの人間が本気になったことを見たことがない」と口を揃える。フロントのバックアップが期待できなければ、どんな名将でも勝つことは難しい。もはや、この球団は末期的状況に陥っているようだ。












