最下位・中日で異例の4人もの個人タイトル獲得のチャンスに気勢が上がっている。

 26日現在、岡林がリーグ単独トップの154安打で最多安打、大島が同2位の打率3割1分7厘で首位打者、R・マルティネスが同トップタイの37セーブで最多セーブ投手、ロドリゲスが同トップタイの42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手と、竜ナインでタイトル4部門も射程に捉えている。

 カギを握るのはここまで今季4勝16敗1分けの借金12と大幅に負け越しているDeNA戦だ。残り5試合のうち27日から敵地・横浜でDeNAとの4連戦が控えている。チーム関係者は「このままDeNAにやられっ放しで最下位でシーズンを終わるわけにはいかない。優勝したヤクルトに中日は貯金4と勝ち越しただけに、もっと自信を持って残り試合を戦った方がいい。ウチはタイトル争いが4人も懸かっているし、何とかDeNA4連戦で3勝1分け以上に持ち込んで、借金を1桁にするぐらいの意地を見せてほしい。その4人が中心になってチームの勝利に貢献してほしい」と熱望している。

 25日の巨人戦(バンテリン)で3安打をマークして阪神・近本、中野を抜いて最多安打のトップに躍り出た岡林は「(過去2度の最多安打を獲得した)大島さんから『追いかけるより、追いかけられる方がしんどい』と聞いた。ここから追いかけられる側だけど、今は目の前の試合に必死になって安打を打つこと」。その上で「タイトルが懸かっているという状態でプレーできることは、そうない。限られた人しかできない。楽しむというわけじゃないが、目の前のことを必死にやっていきたい」と意気込んでいる。

 立浪監督も「(岡林の)最多安打は可能性がある限りぜひ頑張ってもらいたい。あと数試合だが、乗り越えて岡林や大島もそうだが、意味のある試合になってくる。順位が決まってからでも、最後まで応援してくださる方のためにしっかりやっていく」とチームの勝利はもちろん、タイトル獲りへの全面バックアップも惜しまない構えだ。竜ナインの個人タイトル争いから目が離せなくなってきた。