8月に左精巣の腫瘍摘出手術を受けたソフトバンク・大関友久投手(24)が、25日のロッテ戦(ペイペイ)で一軍復帰登板を果たした。10―0と大量リードした8回から3番手でマウンドに上がると、2回無失点。ファンから万雷の拍手を受けて、大勝を締めくくった。
強い意志で早期復帰を実現させた。最初の打者・中村奨への初球は力のこもった150キロの真っすぐ。安打を許したが、直後の安田を投ゴロ併殺に仕留めると、続く井上を空振り三振に斬った。志願して上がった9回も得点を与えず、千賀、田中正とともに零封リレーを完結させた。
再スタートを切る25球。左腕は「思ったよりも早く戻ってこられた」と感慨深そうに振り返り「一軍は戦力にならないといけない場所。しっかり抑えることが大事だと思っていた」と復帰戦での投球に安堵した様子だった。
まさかの診断を受けた際は当然のように「怖さがあった」。そこから医師の話を聞き、家族と相談して前向きな気持ちに変わったという。「病気のことに関しては(術後に)命は大丈夫ということで、そこからは復帰してからのことを考えてやってきた」と、早期復帰への意志を固めた。シーズン最終盤に間に合い、今後は貴重な「左の中継ぎ」として待機するとみられる。
人生最大の衝撃から2か月――。頼もしい男が一軍に戻ってきた。












