広島・秋山翔吾外野手(34)の誕生でカープのセンターラインに新たな指令系統「AKライン」が開通する。
6月30日の入団会見で秋山は「カープでやると決めた後に会沢選手だったり、菊池選手とか田中広輔選手とかに連絡をさせてもらって。本当にセ・リーグもそうですし、西日本という場所に今まで縁だったりゆかりがないので。いろんなところでサポートしてほしいというのもあって、これからよろしくと先に連絡しました」とコメント。
2015年、19年のプレミア12や17年WBCといった侍ジャパン招集で意気投合した年の近い3選手の名を挙げ、彼らに新たな環境に溶け込むための協力を求めた。
2年半のメジャー挑戦でフォームの微調整、タイミングの取り方等、マイナーチェンジを行った打撃に関してはNPBへの再適応のための時間が必要になってくるかもしれない。
一方で、日本でゴールデン・グラブ賞6度、レッズ移籍1年目の20年にもナ・リーグでゴールドグラブ賞の最終候補入りした外野守備に関しては、34歳となった現在もまだ錆びついてはいない。
的確な打球判断による守備範囲の広さだけでなく、その特徴は打者一人ひとりの特徴を把握した上で捕手のサインにより打球方向を予測し、1球ごとにポジショニングを変えながら、外野3ポジションをひとつのユニットとして動かせること。相手打者に右中間、左中間は抜かせない外野の司令塔の役割をこなせることだ。
そして、秋山がセンターに構えることで、9年連続ゴールデン・グラブ賞の名手・菊池涼介内野手(32)も内野の司令塔としてより外野との連携が生きてくる。
内外野の間に落ちるポテンヒットをいかに防ぎ、ピッチャーを精神的に援護できるかといった目に見えないケアは、秋山が常に目指してきた守りの哲学でもある。
カープのセンターラインに強固な一本の意思が通れば、チームに守備から攻撃のリズムを作る新たなオプションも増えてくる。












