【おじさんのためのライフハック大全】春の訪れ、新生活のスタートに背中を押され「そろそろ本格的に運動して、コロナ太りを解消したい!」なんて意気込んでいる人も多いはず。でも、いきなりハードなトレーニングを行って体を壊してしまっては元も子もない。そこで注目したいのは、体への負担も少なく、自宅でも気軽にチャレンジできることで、この1年、利用者が急増しているエアロバイク。デジタルメディアプロデューサーの滝田勝紀氏が、その現状と、三日坊主にならないための方法を探った。
いきなり筆者の個人的な話で恐縮だが、アラフィフといわれる年齢でステイホームし続けたこともあり、この1年で5~6キロほど太ってしまった(涙)。これまで20年近く、運動らしい運動はしていない。どうにかしなければ! でも、いきなりキツいトレーニングはケガが心配だし、まだまだ感染拡大には気を使わないといけない時期。部屋にいながら少しずつ運動を開始するのに、ちょうどいいアイテムはないだろうか…そんなとき出合ったのがエアロバイクである。
エアロバイクと聞くと、やや高価なイメージを持つ人も少なくないかもしれない(中高年以上は特にそうでは?)。確かに以前は5万~10万円程度が価格相場で、重くて場所を取るものも多かった。「家族から反対された」「購入しても物置に入れっぱなし」という人もいるだろう。
しかし、今は違う。1万円前後のコスパの良いモデルや、コンパクトに折り畳めて収納しやすいものまで出てきた。以前よりはるかに挑戦しやすくなっており、自宅でできることからも、コロナ禍でさらに人気がアップしているという。
ただし、問題は“続けられるかどうか”。実際、ネットなどでは「始めてはみたものの…」といった嘆きも目に付く。そこで今回は、私の経験も踏まえてエアロバイク版「三日坊主を防ぐためのコツ」を提案したい。
【コツ(1)】私が勢いで買ったのは「FITBOX」。価格は5万円弱と、調べた中ではやや高価なモデルだ。
なぜあえて高価なモデルを選んだかというと、機能性だったり静音性だったりはもちろんのこと、部屋に置いてもかっこいいから(見えっ張りな男性諸君、ここ重要!)。加えて、5万円もの大金を出せばさすがに続けるだろうと自分自身に負荷をかけてみたのだ。
おかげで、購入してから数か月が経過してもまだ三日坊主とはなっていない。軽めの有酸素運動を続けることで体力をつけたかったのでギアも軽めに設定、平均時速25キロ程度、距離にすると約13キロを、ほぼ毎日30分、とりあえずこぎ続けられている。
やってみて分かったのだが、20分ぐらい体を動かすとだんだんと汗をかいてくる。20~30分ほど有酸素運動を続けると脂肪燃焼が始まると聞いていた通りで、こぎ終わった後の爽快感は大きいものがある。この気持ち良さにたどりつくためにも、最初に自分を律するためにある程度のお金をかけるのはアリだろう。
【コツ(2)】人間、ちょっとしたことで頑張るのが嫌になる。筆者の前に立ちはだかったのは、股間の痛みだ。こぎ続けると痛い…。これはサドルの硬さや形状の問題なのか、それとも自転車をこぎ慣れていないから長い時間行うと痛くなるのか。
正直、そのあたりの理由は判明しないが、とりあえずの対処として、サポーターが股間部分にちゃんと入っているレーシングパンツを購入してみた。それにより痛みはかなり軽減。こういう小さなストレスを取り去ることが、意志の弱さ、続かないことの言い訳を防止するはず。細かい部分だが、しっかりケアすべきだろう。
【コツ(3)】やはり、目の前の景色も変わらない中で自転車をこぎ続けるのは正直ヒマだ。一難去ってまた一難である。
だが、あきらめてはいけない。最近はタブレットやスマートフォン、本などを置けるコンパクトなテーブルのようなものが、データを表示するカウンターとともに搭載されているモデルが多い。そこを利用し、筆者が何を見ることで飽きずに続けてこられたかといえば…。
使ったのはスマートフォンのユーチューブアプリ。「自転車 オンボード」などと検索すれば、実際にローカルのレースで撮影されたと思われるオンボード映像がいくつか出てくる。見ながらこぎ続けることで、疑似的に外を自転車で走っている気分に浸れるのだ。きれいな景色が流れていくだけでなく、他のライバルたちが必死に自転車をこぐ姿も映し出される。仲間意識というか、みんながこいでいるからこちらも頑張ってこぎ続けようという気持ちになるから不思議だ。
他にもNetflixなどで30分程度のアニメ作品を見たり、人によっては英語の動画を見るなど勉強の時間に充ててもいいだろう。
以上のようなコツを駆使することで、運動や健康に対して意識が低い筆者でも、なんとか続けることができている。ぜひ皆さんも、飽きない工夫をしながら、段階的に健康な体を手に入れてほしい。
☆たきた・まさき デジタルメディアプロデューサー。電子雑誌「デジモノステーション」元編集長。「AllAbout」の家電ガイドで、IoTなどの最新分野やデザインに精通。4月にも新たなライフスタイルメディアの立ち上げを予定している。㈱ConnectBeyond代表取締役。












