今後の対応は? 日本バドミントン協会のエントリーミスが波紋を広げている。8月30日に開幕したジャパン・オープン(大阪・丸善インテックアリーナ)で同協会が選手名を間違えて登録。混合ダブルスの緑川大輝(早大)、斎藤夏(ACT SAIKYO)組が出場できない事態に陥った。協会側はプレーの場を失ったペアに対する〝穴埋め〟を検討する一方で、ミスをした担当者らには処分を科さない方針だという。
自国開催の国際大会で、あってはならないハプニングだ。バドミントン協会は斎藤と同じ所属先で女子シングルス選手の姉・栞を誤って緑川のペアとして登録。エントリー締め切り後にミスが判明したという。
同協会は「当該の選手には大会に出場できなくなってしまうという事態に至り、該当選手及び所属先のみなさまにおいては、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した上で「今後はこのような事態が起こらないよう、選手強化本部で国際大会へのエントリー時のチェック過程を見直し、体制を強化し再発防止に努めて参りたいと思います」などとコメントした。
前代未聞の大失態に、バドミントン関係者は「やっぱりダブルチェックを徹底しないといけないと思う」と協会の確認の甘さを指摘。ファンの間からも「謝罪だけでは済まない問題」「本当にひどいというか、お粗末な話」「担当者はどう責任取るの?」などと批判が相次いでいる。ただ、現時点で協会は担当者や幹部らに対する処分は科さない方針だという。
しかし、出場機会を奪われたペアが失ったものは大きい。今大会はランキングポイントの高いBWFワールドツアーの「スーパー750」に位置づけられており、世界トップレベルの選手が数多く出場。B代表の緑川、斎藤組にとっては貴重な機会だった。さらに、初戦敗退に終わっても多くのポイントを獲得できるため、世界ランキングを上昇させる絶好のチャンスでもあった。
協会内では「緑川、斎藤組には今回の大会の代わりに別の大会に出られるように調整していくべき」との意見も浮上。プレーの場を奪ったことへの〝穴埋め策〟が検討されているが、今大会以上のものが得られるという保証はない。
パリ五輪の選考レースは来年5月からスタート。1つの大会に出場できるかどうかで競技人生が大きく変わるシビアな戦いを間近に控えている。同じミスは絶対に許されないだけに、早急に再発防止策を具体化する必要がありそうだ。












