新日本プロレスの大張高己社長(48)が、真夏の祭典「G1クライマックス」を終えて新たな決意を明かした。

 団体旗揚げ50周年のメモリアルイヤーで行われた今大会は、史上最多28選手が出場し22年ぶりに4ブロック制が採用された。「暗い世の中の雰囲気を吹き飛ばすこと、来場習慣を取り戻すことに主眼を置きました。人気も実力も非常に高い選手が数多く揃い、激戦続きでした。国内勢の活躍に加え、コロナ禍でも辛抱強く2年半続けた海外戦略、特に選手発掘や他団体リレーションによるところが大きかったと思います」と振り返った。

 さらに「今回のG1で一気にトップ選手に躍り出た選手も少なくない。タマ・トンガ、ジョナはG1前後で全く評価が違うのでは」と、新たに台頭した外国人勢の活躍を評価。「そのように集まった強豪の頂点に立ったオカダ(カズチカ)選手は過去最高のG1覇者だと思います」と言い切った。

 国内で新型コロナウイルス感染者が拡大するなかでシリーズを完走できたのも、選手・スタッフの努力のたまものだという。「シリーズが始まる前に全社員と全選手に伝えたことがあって『絶対に完走しよう』と。外食の自粛も全社員にお願いしました。コロナで興行が止まるということは絶対にさせないという意気込みでやってきました。いろいろな部分でリスクの高かったG1でしたが、本当に全員の努力に感謝です」と目を細めた。

 目標に掲げてきたシリーズ累計来場者数5万人には、約4万8000人とわずかに届かなかった。それでも大張社長は「96%」の目標達成率に手ごたえを感じ取っているという。「去年の2・8万人から2万人増えているので80%増です。ここまで行ったらいいな、という目標は達成できなかったけど、事業計画としては十分に達成できた。(来年)1・4が50周年の集大成になるので。オカダ選手も言っていましたが、満員の東京ドームを実現したいですね」と誓っていた。