猛虎を引きずり下ろせるか。巨人は2日から始まる3位・阪神との3連戦(甲子園)の初戦に、チームの勝ち頭・戸郷翔征投手を先発に立てる。
チームは3連敗中ながら8月31日のヤクルト戦(京セラ)では、今季最長5時間28分の死闘を演じて引き分け。低調だった打線も「1番・坂本」「2番・ポランコ」とする新オーダーで8得点を挙げ、原監督も「いい方向に働いた」と好感触を得た様子だった。
もちろん、投打がかみ合わなければ勝利は得られない。残り21試合となり、桑田真澄投手チーフコーチは「残り試合、全部重要なので。一戦一戦、みんなで全員野球で戦っていく」といっそうの結束を求めた。
投手陣としては、まず先発が失点を最小限にとどめることが勝利への〝近道〟となる。連敗ストップだけでなく、Aクラス浮上やCS出場権をも左右する初戦のマウンドを託したのは、リーグ2位の11勝をマークする戸郷だ。
今季の戸郷は阪神戦で3戦1勝1敗ながら、防御率0・72の好成績。2度登板した甲子園に至っては得点すら許しておらず、実に17イニング連続で無失点だ。「甲子園球場は好きです」というマウンドで12勝目を挙げれば、リーグトップの阪神・青柳に並ぶ。しかも、戸郷の123奪三振はリーグ1位で、タイトル奪取も視野に入る。三振へのこだわりについては「(打球を)前に飛ばされなければ失点しないので、三振を狙いにいった中でしっかりと抑えていけるようにと思っています」と頼もしい。
チームはすでに2年連続で阪神戦の負け越しが決まっているが、〝虎キラー〟の〝ドクターK〟が初戦で悪い流れを断ち切れば、チーム全体の風向きも変わるかもしれない。1日に最終調整を終えた右腕は「チームに勢いがつくような魂のこもったピッチングができるように頑張ります」と力を込めた。
チームにとっても戸郷にとっても大事な一戦となりそうだ。












