MLBの第92回オースター戦が19日(日本時間20日)にロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)はア・リーグの「1番・DH」で先発出場し、初回に球宴初安打となる中前打を放った。2打席目は四球で1打数1安打、1四球だった。ア・リーグが3―2で勝ち、通算成績を47勝43敗2分けとした。MVPは4回に同点2ランを放ったヤンキースのジアンカルロ・スタントン外野手(32)が輝いた。

 待望の初安打が飛び出したのは初回だった。ナ・リーグの先発はドジャースのエース左腕カーショー。初球、90・9マイル(約146キロ)の外角直球をフルスイング。バットが折れて鈍い音を発したが、打球は中前に落ちた。レッドカーペットショーのインタビューで宣言した「初球から思い切り振りたい」を実行した。オールスター戦自身3打席目で、日本選手ではイチロー(マリナーズ)、松井秀喜(ヤンキース)に次いで3人目だ。

 カーショーとは15日(同16日)の対戦で3打数無安打2三振、通算でも8―0の天敵だった。初安打がオールスター戦とはさすがの勝負強さを見せた。

 しかし、続くジャッジのカウント1―2のときにカーショーの巧妙なけん制に刺された。苦笑いしてベンチに戻った。

 3回二死はパドレスの右腕マスグローブのボールを見極め四球を選んだ。2打席連続出塁とした。

「なかなかシーズンでは打てなかったので、あまりいいヒットじゃなかったですけど打てて良かった。初球から全部振るつもりでいきました。本塁打か空振りがよかった」

 初回にナ・リーグがドジャースのベッツの中前適時打、カージナルスのゴールドシュミットの左越えソロで2点先制。ア・リーグは4回にヤンキースのスタントンの左中間2ランで追いつき、続くツインズのバクストンの左越えソロで勝ち越した。

 期待された初アーチは来年以降に持ち越しとなったが、天敵からしっかり中前打。後半戦初戦、22日(同23日)の敵地ブレーブス戦の登板にはずみを付けた。