第104回全国高校野球選手権大会11日目(16日)の第2試合で九州学院(熊本)が国学院栃木を4―0で退け、12年ぶりの8強進出を果たした。2年生エース・直江新が9回を4安打無失点に抑える完封劇。ヤクルト・村上の弟・村上慶太(3年)も先制打を放って援護した。
175センチ、68キロの痩身エースが躍動した。伸びのあるストレート中心にカーブ、スライダー、チェンジアップで緩急を巧みに操り、6回から7回にかけて4者連続三振。後半になってもキレが衰えず、27アウトのうち18アウトが内野ゴロ。散発4安打に抑えて114球を淡々と投げ切った。
「全部の変化球でカウントを取れ、勝負球にもなったのがよかった。バックを信じてストライク先行で自分優位に行けた結果と思います。(相手は)智弁和歌山を破って実力は証明されている。自分がどこまで通用するか、でした」
帝京第五(愛媛)との初戦は緊張から制球が乱れ、7回4失点の内容だったことで「ふがいない内容だったので取り返そうと思った」。2回以降、援護点が入らない中で2年生バッテリーを組む渡辺、一塁手の村上慶に「肩の力を抜け」「楽しんで投げろ」と声をかけられて冷静さを失わず、終盤の追加点につなげた。
平井監督も「直江はマイペースで物おじしない。考えながら向上心を持ってやる子です。前回はバックに助けてもらったので今日は助ける側にもなった」と労う。18日の準々決勝に向け、右腕は「ベスト8は目標としていた数字。到達できてよかった。今日のようなピッチングができればどこが相手でも抑えられると思います」と自信をみなぎらせた。












