第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)は7日に第2日目を迎え、2年連続14度目の出場となる愛工大名電(愛知)が第2試合で3年ぶり21回目出場の星稜(石川)に14―2と大勝。名門対決を制し、4年ぶりの初戦突破を果たした。
初回から猛攻を仕掛けた。2本の単打と死球で無死満塁の好機を作り、4番・山田(3年)が左前へ先制の2点適時打。その後も美濃(3年)の中前適時打などで初回だけでいきなり一挙5得点を奪った。
なおも攻撃の手を緩めず2回には二死一、三塁の場面から重盗を成功させ、1点を追加。さらに初回に続いて山田、美濃に再びタイムリーが飛び出し、2回までに10点の大量リードをつけた。相手の好投手・マーガード(3年)を2回途中でマウンドから引きずり下ろし、一方的なゲーム展開とした。
4回、6回にも加点し、チームは春夏通じて最高の14得点を記録した。
投げてはプロ注目のエース左腕・有馬(3年)が6回に左足をつるハプニングに見舞われながらも8回128球、2失点と力投。9回からは元中日でNPB最多登板および通算セーブ数記録保持者・岩瀬仁紀氏の長男、右腕の岩瀬法樹(3年)が最速144キロのストレートを投じるなど無安打投球で締めた。
試合後の倉野光夫監督(63)は「今日は非常に効率よく点が取れた。甲子園はなかなか打たせてくれないとずっと思っていたが、選手たちの思わぬ力にびっくり。感動しながら見ていた」と目を細めた。
6月には3年生部員の瀬戸勝登さんが心不全で急逝。この日、4打数4安打1四球6打点の大活躍を遂げた美濃は仲が良かった瀬戸さんの愛用グラブを着用し、初戦に臨んだ。試合後は「ピンチになったり、不安になったときに一人じゃないぞという風に気持ちが落ち着く。見守ってくれているような、そんな存在」と述べ、天国の盟友についてチームメートたちの総意を代弁。聖地1勝を亡き友に捧げた。












