【サウスカロライナ州グリーンビル発】〝疑惑の防衛〟を果たしたWWEのスマックダウン(SD)女子王者リブ・モーガン(28)に、注目が集まっている。

 リブは7月2日「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」で、ロンダ・ラウジー

からSD女子王座を奪取。先週の「サマースラム」ではロンダとのリマッチに臨み、アームバー(腕ひしぎ十字固め)を決めていた前王者を押さえ込んで3カウントを奪った。ところが、リブがカウントの最中にタップしたとの疑惑が持ち上がり、物議を醸していた。

 今週のSDで、アームスリングをしたリブがリング上でインタビューを受けると、観客からは一斉に「ユー・タップ・アウト!(あんたはタップした!)」のチャントが上がった。人気者には珍しい屈辱的な声に、リブも戸惑いの表情。「指摘してくれてありがとう。わかってるわ」と言い、「私はロンダの腕十字に3回耐えた。確かにタップしたけど、レフェリーが3つ数えたと思った後に、タップしただけだった」と、ロンダに3カウントが入ったと確認したからタップしたと主張した。

 一方、納得のいかないロンダは試合後にレフェリーに暴行を加えたため、WWEから出場停止処分と罰金を科された。これについてリブが「ロンダが戻ってきたとき…」と言いかけた時、ソーニャ・デビルが現れて王座奪取を宣言されると、そのままSD女子王座の挑戦者決定ガントレット戦がスタートした。

 ソーニャはアリーヤに勝利したが、次に登場したラケル・ロドリゲスがソーニャ、ショッツィ、ザイア・リー、ナタリアを次々にテハナボムで撃破。しかし、最後に出場したシェイナ・ベイズラーがキリフダクラッチでラケルを追い込むと、丸め込みの応酬を制して3カウントを奪った。

 これで、シェイナが挑戦権を獲得。「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」(9月3日、英ウェールズ・カーディフ)でリブVSシェイナのSD女子王座戦が決まった。シェイナもロンダと同じく総合格闘技出身でUFCの舞台も経験しており、関節技を得意とする実力者だ。王座戦では再び「タップアウト」を巡る攻防が予想される。

 リブもインタビューで「シェイナは破壊的で残忍で、関節技の達人。私の腕を折る方法を100通りも知っているわ。でもシェイナは、私がSD女子王座を守るために何をするつもりかはわかっていないのよ」と関節技地獄に覚悟を決めている。リブは王者の意地を見せられるのか? 注目だ。

 リブVSシェイナのSD女子王座戦が行われる「WWEクラッシュ・アット・ザ・キャッスル」は、日本時間9月4日にWWEネットワークで配信される。