新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」が16日の札幌大会で開幕し、Cブロック公式戦で「ユナイテッド・エンパイア」のアーロン・ヘナーレ(29)が棚橋弘至(45)を撃破し白星発進した。

 初出場のヘナーレが初戦で大仕事だ。棚橋の猛攻にさらされながらも、ハイフライフローをヒザで迎撃して攻勢に転じる。スリングブレイドを狙われたところで、カウンターのランペイジ(変型スパインバスター)をさく裂させた。

 アルティマ(フルネルソン)で捕獲したヘナーレは、Streets Of Rage(変型デスバレーボム)こそ逃れられたが、ドラゴン式張り手をかわして再び猛攻開始。カウンターのボディーブローからスピンキックを決めると、最後は最後はStreets Of Rageで3カウントを奪取した。

 G1歴代最多の通算91勝を誇るエースとの初戦は、圧倒的不利の下馬評だった。見事に覆したヘナーレは「30対1の確率で俺が負けるという予想も見た。でも、どうだ。家でSNSにへばりついてるお前らオタクども、見たか?」と殊勲の勝利に胸を張った。試合後はこよなく愛する牛角でウィル・オスプレイと焼肉祝勝会を開催。「キングズ・オブ・牛角・スタイル!」と投稿し、連日通い詰める人気焼肉チェーン店への忠誠心を自身のSNSで示した。

 昨年4月に連合帝国入りを果たしレスラー人生を一変させた。「ユナイテッド・エンパイアに入った当初から、俺は本隊の先輩をせん滅してやると心に決めていた。そのミッションは今日、遂行された」とニヤリ。ザック・セイバー・Jr.との次戦(23日、大田区)へ向け「彼は間違いなく世界のテクニカル・レスラーだ。だが、そんなザックの首を俺がアルティマで破壊したら…最後はレフェリーストップか?」と、自信をのぞかせていた。