巨人は16日の広島戦(東京ドーム)で4―11の惨敗を喫した。

 序盤の大量失点がすべてだった。先発した新助っ人・アンドリースが2回に長野に先制ソロを被弾。極めつきは3回で、一死も取れずに5連打で3点を献上し、原辰徳監督(63)はたまらず降板を命じた。ただ、勢いづいた赤ヘル打線をそう簡単に止められなかった。2番手・戸根もつるべ打ちにされ、この回だけで打者13人、満塁弾を含む9安打で一挙9点を失った。

 戸根も踏ん張れなかったが、相手打線を着火させたのはアンドリースにほかならない。試合後、原監督は「3回だけは消したいところだけどね」と冗談めかしてみたものの、やはりそうはいかない。「現実にああいうことが起きる。やっぱりわれわれは目を背けることはできない」と続けた。

 もっとも、3回途中6失点KOとなったアンドリースの背信投球は看過できない。右腕は右打者の内角を突けず、ほとんどの投球が真ん中から外角に集中する。内角を〝捨てる〟ことができる相手打者からすれば、コースを絞ることが容易となる。指揮官は右腕の前回登板後も「右バッターに対して工夫が必要」と話していたが、この日も内角を攻められず、甘くなった球を右打者だけでなく左打者にも仕留められた。

 それだけに、原監督も「論ずることは難しい」と酷評するしかなかった。桑田投手チーフコーチはアンドリースについて「少し時間を空けて、調整していく方向にしたいと思います」としながら「特に今日は大量失点だったので、本当に申し訳ないなと思っています」と謝罪。当の本人も「先発の役割を果たせず申し訳ないです」と猛省モードだったが、先発が最低限の仕事をしなければチームの再浮上は見込めない。